貴田代表_01

プロフィール

貴田 義和(きだ よしかず)
株式会社FAプロダクツ 代表取締役社長
ロボコム株式会社 取締役

日本大学経済学部卒業後、将来的な起業を視野に入れ、キーエンスに入社。同社では、ロボットや自動機に取り付けるセンサーやカメラをエンドユーザー向けに20年にわたり販売。自動車・2次電池業界の大手顧客の攻略担当に就任し、その後、天野とともにFAプロダクツの前身となるFAナビを共同設立。翌年FAプロダクツとして分社、代表取締役に就任。製造工業向けのロボットシステム、IoTシステム、シミュレーション分析ツールの販売、導入を行う。起業をしたいと思っていたのは、何か1つでも、日本やアジアに新しい文化を作り、足跡を残したいという夢があったから。今は、まさに夢の途中。

起業は、FA業界に
自分の足跡を残すため。

貴田代表_02

学生のときから起業するという目標をもっていました。就職先にキーエンスを選んだのも、将来起業するためにどんな力が必要か考えた結果。起業したのは39歳と時間がかかりましたが、ずっと起業への思いは持ち続けていました。最終的なきっかけは天野さん。「外に出ないか」と誘っていただき、オフィス エフエイ・コムの飯野さんからもアドバイスをいただきました。私自身、起業するにしても畑違いのところではなく、勤めていた業界・知見・人脈が活かせるところを考えていたので、「タイミングとステージがついに整った!」、そう感じました。そこからFAプロダクツを立ち上げて、現在は、ロボコムの取締役も兼任しています。なぜ起業したかったかというと、日本に生まれたからには何か1つ、「あの分野はこの人たちがいたから成り立っているよね」と言われるような存在になって、自分の生きた足跡を残したいという夢があったから。今は、会社を興しただけで、足跡を残すための準備段階。ぜひとも、FA業界の中で、私たちがいたからこそ、国内のスマートファクトリー化が進化し、文化として根付いたと言ってもらえるように励みたいです。

新しいパッケージ販売の仕組み作りと
新しいプロモーションで世界へ。

貴田代表_03

2011年にFAプロダクツを作った時から掲げているミッションがあります。全く新しいパッケージ開発とプロモーション戦略で、生産技術に新しい文化を生み出す事です。スマートファクトリー化を実現するには、しかるべき人がフロントに立ち、その障害、必要事項、実現したい事を徹底的に吸い上げ、本質的なニーズを基に「安く・早く・簡単」なパッケージとして、汎用品を組み合わせて世に送り出すことが必要だと考えます。この業界の様々な方たちがこのミッションに取り組んでいますが、成功できていません。オフィスエフエイ・コム、ロボコムの技術力を背景に一丸となって実現します。また、古い業界であるがゆえに、マーケティング・プロモーションの手法が存在せず活用できていないのが現状です。FAプロダクツが持つ知見やノウハウを持って様々な発信手法にトライし、革新的な販売方法の仕組化を確立させます。そうすることでこの業界が盛り上がり、人気職種に変えていく事がこのチームの統一ミッションであると考えています。

 

金谷代表_01

プロフィール

金谷 智昭(かねたに ともあき)
ロボコム株式会社 取締役

立命館大学理工学部電気電子工学科を卒業後、関西の商社へ。10年間システムエンジニアをやったのちに、営業へ転身。海外事業の立ち上げに立候補して、アジア諸国の事業を展開。Team Cross FA(チームクロスエフエー)との出会いは、タイで支社長を務めているときに、同年代の経営者の交流の中で貴田と知り合ったことから。タイで一国一城の主を経験し、また、貴田や飯野との触れ合いを通して、上場企業で出世するよりも、同年代の人たちとベンチャーを歩んでいくことに魅力を感じ、Team Cross FAへ。趣味は、釣り、ゴルフ、クイズ。クイズは、金谷が入学した当時、立命館大が一番強いような時代だった。クイズをやるために大学に入ったと言っても過言ではなく、テレビに7回出たという経験をもつ。

国内に戻って感じた、
「自分のフィールドは海外」という思い。

金谷代表_02

もともと関西の商社にいて、10年間システムエンジニアをやって、プログラミングや大規模プロジェクトを担当。そこから会社が装置事業を手がけるということで、配置転換があり営業になりました。自動車部品、電子部品の営業をしながら、装置事業の立ち上げを行い、10年間で約60億円を売り上げました。その後、関西の設備投資が減少、それに対し、中国やASEANの設備投資が増加し、現地のアフターサービスや現地のサポート体制が必要になってきたため、意を決して、社内公募に手を上げて海外に会社を設立しました。今のオフィス エフエイ・コムと同じような、ロボットシステムや画像処理などの事業を通じて3年半で黒字化させることで、私自身、海外事業の展開に自信がつきました。この頃、タイで事業をしていたときに、貴田さんと出会い、Team Cross FAに誘っていただいています。その後、海外事業から帰国して、国内の仕事をしている中で「なんだか違うな」という感覚が生じて、貴田さんや飯野さんにお声掛けして接する中で、自分のフィールドは海外だという思いを強くし、2018年の1月からTeam Cross FAへの事業に参加しています。

どの国で、何が、今いいか
見極める。

金谷代表_03

お客様には、その時々のトレンドというものがあります。たとえば、7年前は、中国加工が安くていいというブームがあって、「海外でものづくりをしてみませんか?」という提案を積極的に行ったり、台湾でも動いたりしました。このように、その国でその時に伸びている事業というものがあって、タイではエアコンと自動車、ベトナムは電子部品、インドネシアは自動車部品など、“どの国で”、“何が”、“今”いいのか見極めてビジネスをしています。タイではタイランド40という、ロボを導入する補助金が国でスタートするので、需要が高まると思いますし、ベトナムはこれから電子部品の設備投資が増えていくので周辺ビジネスに力を入れていす。ミャンマーでは数年後、工場が増えてくるでしょう。人材育成にも力を入れていて、ブームが来る前から人を育成し、ニーズが生じたときにはすぐに派遣できるようにしたい。そのために、今、私たちはミャンマーの方を10人以上採用していて、その人たちは、もう少しで海外に派遣する予定です。また、ベトナムでは、日本で言う東大のような大学の人材の育成にも着手しています。ロボコム・アンド・エフエイコムをはじめ、私たちはをアジア各地で他に先駆けて人材育成をしていきたいと思っています。

藤井代表_01

プロフィール

藤井 幸一郎(ふじい こういちろう)
ロボコム・アンド・エフエイコム株式会社 取締役

大学を卒業後、中央官庁へ。その後、IBMビジネスコンサルティングサービス(現:日本アイ・ビー・エム)に入社。戦略コンサルティングやIT業界のコンサルティングを数多く担当し、独立。飯野と知り合って、オフィス エフエイ・コムのコンサルをしたことをきっかけにTeam Cross FAに参加。その顧客にとって最適なファクトリーオートメーションとは何か、Team Cross FAとしていつ、どこで、どのようなソリューションを提供するのがベストかなど、コンサルタントの経験からさまざまな戦略、計画を立案してきた。2018年からロボコム・アンド・エフエイコムで、国内戦略と、中国を担当。

ファクトリーオートメーションの波を
つかむ。

藤井代表_02

新卒で中央省庁に入って勤めた後、コンサルタントの道へ進み、IBMビジネスコンサルティングサービス(現:日本アイ・ビー・エム)に入りました。そこで、戦略コンサルティングを学び、IT業界の人たちとも多く触れ合うようになりました。その後、コンサルタントとして独立して会社を起こしてすぐの頃に、オフィス エフエイ・コムの飯野さんと知人の紹介で会い、「うちの会社のコンサルをしてくれないか」と声をかけていただいて、社外のコンサルタントとしてお付き合いを始めました。はじめは、オフィス エフエイ・コムのコンサル、次は、ロボコムの立ち上げに関するコンサル、役員への就任、というように徐々にお付き合いが広がってきたかんじですね。私の仕事は、いろいろな国や土地、マーケットを調べて、どこに工場を建てるのがいいか、会社を起こすタイミングはいつがいいかといった戦略を立てること。今は、どこの国でもファクトリーオートメーションの波がありますが、人間がやっていることを機械がやるようになるということなので、人件費が安いうちはなかなか自動化しません。あるタイミングで、どんどん自動化に切り替わるときが訪れますので、各国が、その切り替わりのどのフェーズなのか分析したり、そこで需要が拡大する技術は何かを分析したりして、マーケティングや事業計画の作成に取り組んでいます。

目に見えず、個別性が高いものを
いかに効率的に体系化するか。

藤井代表_03

ロボコム・アンド・エフエイコムは、海外メインに展開する会社のヘッドとなる存在。日本には、すでに飯野さんのオフィス エフエイ・コムなどがあるので、そこが日本でのものづくりを行い、そのノウハウなどを、ロボコム・アンド・エフエイコムが海外にもっていくイメージです。私の最初のミッションは、中国に日本の技術を広めること。中国は今、ファクトリーオートメーションが広がる過渡期にあるので、そこを担当します。技術は目に見えないものですし、食品や化粧品など実にさまざまな会社があってケース・バイ・ケースなので、私たちがもつノウハウやナレッジをいかに効率的に体系化して、海外に持っていって、まだスキルが発展途上な海外の人でもそれを標準的にこなせるようにするかというのが私の腕の見せ所ですね。エリアで言うと、私は中国で、金谷さんが東南アジアのタイ、ベトナム、ミャンマーなど。他には、これから日本の中でも工場や開発の拠点を増やしていく中で、どこに作るか、そこで何をするのかといった戦略を立てるのも私が手掛けていきます。新会社への参加は、私にとっても大きなキャリアチェンジになります。中央官庁やIBM傘下のコンサルティング会社という大きな組織から、フリーへ転身したときも心が躍りましたが、コンサルという立場からプレイヤーに転身した今も、違った心の躍動を感じています。これからどんな仕事をしていけるのか、楽しみで仕方ありません。