プロフィール

野尻和之(のじり かずゆき)
株式会社オフィス エフエイ・コム FAシステム本部 制御ソリューション部 制御情報課

生まれてからずっと栃木県。足利工業大学工学部システム情報工学科(現・足利大学)で、プログラミングやデータベースの構築方法などを学び、新卒で2012年4月に入社。入社3年目で、画像関連の仕事を自ら希望して、画像技術課へ異動。プライベートでは、ボルダリングやフットサルが趣味。ほかには、最近つかまり立ちができるようになった1歳の子どもと遊んだり、公園に出かけたりするのが楽しみ。お酒は好きだが、子どもが生まれてからは、何かあったときに車に乗れないと困るので控えめにしている。

PCのおもしろさを知り、
一貫して情報系の道を進む。

PCに興味をもったのは、小学校の頃に、友だちのお兄さんが持っていたのを触らせてもらったのがきっかけ。当時はゲームをする程度でしたが、小学校でPCの授業が導入され、文字を打ったり、何かつくったりと、どんどんやれる事が増えると同時にPCの魅力にのめり込んでいきましたね。高校は商業高校の中の情報科に進んで、大学では工学部のシステム情報工学科。文系、理系の違いはありますが、一貫して情報系の道を進みました。こう言うとPCオタクに見えますが、スポーツも好きで、小学校はサッカー部。全校生徒が70人ほどと人数が少なかったので、なかなか勝つことができなかったですが、キャプテンとしてがんばりました。中学でもサッカーの道を考えましたが、兄がサッカー部の部長だったので、さすがに一緒にはやりたくなくて(笑)…卓球部に入りました。個人戦では、地区大会で優勝したこともあります。高校でも卓球部に入りましたが、自分以外は経験者がいなく、友人を誘って新しくつくった部だったので、楽しみながらやったかんじですね。大学ではフットサル…と、スポーツにもしっかりハマっていました。ちなみに今、ちょうど会社でフットサルをやろうという話がでているので、参加しようと思っています!

自分と3つ違いの先輩が
名だたる企業と対等に働いていた。

入社のきっかけは、大学で開催していた会社説明会。いろいろな企業の方に話を聞いた中の1社がオフィス エフエイ・コムでした。栃木県内で、情報系の会社を探していたので興味を持ち、企業の単独説明会で話を聞いて、さらに関心が高まったので採用試験を受けました。先輩社員と話す機会があって、自分と3つくらいしか変わらない人が、名の知れている企業と仕事をして、つくったものが社会で活きているのを知り、純粋にカッコいいと思いました。他の会社も受けましたが、オフィス エフエイ・コムは、製造過程の一部分を担当するだけではなく、基軸になって製造の全体を考えて、自分の意見やアイディアを反映させて仕事ができるのが最も違う部分であり一番の魅力。私自身、ひとつのプロジェクトに対して、一貫して携わりたいと考えていたので、もう迷う事はありませんでした。

導入していないでは済まされない。
重要度を増す画像技術。

画像技術課では、主に画像をつかった検査のための設備や仕組みをつくっています。傷が入っていないか、印字した内容は合っているか、異物混入がないかなど、ロボットの先端につけたカメラで見たり、レントゲンのようなもので透過させたりして検査します。最近では、工場でこれまで人が目視していたものの、判断基準にバラつきがあるので統一化して、機械や画像などで自動判定させるようにしたいという依頼が増えていますね。一番多いのは自動車メーカーで、車体やパーツに傷がないか、シリアルナンバーの打刻作業で予定と実際の打刻が合っているか、後工程の作業者が認識できるレベルの鮮明さで打てているかなどを、カメラで監視しています。案件にもよりますが、特にシリアルナンバーは重要で、これを控えていることで、流通の過程で何か問題があったときに、さかのぼって追跡したり、原因を明らかにできます。一発で探しているものに関連するデータが紐づいて出てくるので、そのロットのみに問題があったのか、フローそのものに問題があるのかなどの判定材料にもなります。トレーサビリティは、最近では導入していないでは済まされない世の中になっていますから、私たちの仕事の重要性はますます高まっていると言えますね。

幅広い技術を駆使して、
最先端技術の一歩先へ。

ロボット事業が盛り上がるにつれて、それと抱き合わせで画像が必須な技術となってきています。カメラやセンサーの性能が上がってきて、昔は見えなかったものまで見れるようになり、今もなお成長し続けています。そんな中で、私は、最先端技術の一歩先を目指せるようなエンジニアになりたいと思っています。日本の企業の中では、一つのことに特化して深く研究できるところはありますが、さまざまな系統の技術を統括して取り扱える会社はそれほど多くありません。その点、弊社は、「コネクテッド・エンジニアリング」を実践しているので、そこを活かし、新しい技術を幅広く取り入れ、未知の課題にも積極的にチャレンジしていきたいですね。これから入ってくる方は、やはりやる気のある人、既存の技術に満足しないで探究心がある人がいいと思います。弊社は、若手だからという理由で意見が弾かれることはなく、上の人もしっかり話を聞いてくれる雰囲気があります。上司とのやり取りが気軽にできるのはもちろん、飯野社長をはじめ、技術上がりの幹部が多いので、技術者の立場に立っていろいろ考えてくれます。チャレンジ精神のあるエンジニアには、とても働きやすい環境だと思いますよ。

私自身、3年目に自分で希望を出して異動しましたが、異動に関する希望は受け入れてくれる環境にあります。また、会社は若い人が多くて、28歳の私でも中堅の部類に入ってきて、徐々にマネジメントをするようになってきています。そういった意味で、成長意欲の高い人に向いた会社だと思います。一方で、休みもきちんと取ろうという共通認識があり、誰かが抜けてもフォローできる体制を取っています。私は昨年子どもが生まれたばかりなので、とても助かっています。長く働くためには、そういう体制が整っていることも重要ですよね。