プロフィール

堀越 隼(ほりこし はやと)
株式会社オフィス エフエイ・コム FAシステム本部 マシンソリューション部 MS1課 課長

地元・栃木県出身。中学は水泳、高校では水球に熱中し、大学は山形大学工学部機械システム工学科へ。就職活動では、地元の企業を探し、2010年4月に新卒でオフィス エフエイ・コムに入社。新卒当初は、自分でもFA業界を知らなかったが、やりがいとおもしろさに触れ、今では天職だと思っており、FA業界の知名度を上げたいと願っている。30歳の若さで、5歳、3歳、0歳の3児の父。休日は子どもたちと過ごす。公園で遊んだり、バーベキューをしたり。最近は子どもが映画を観れるようになったので、いっしょに鑑賞するのが楽しい。

個性の強いメンバーが揃う水球部。
自然な成り行きでキャプテンに。

中学では水泳部。高校は水球部でキャプテンを務めました。汗っかきなので陸上スポーツは向いていないと思って選んだ…というきっかけでしたが、一度入ってからは、辞めたくなるどころか、どんどんのめりこんでいきましたね。水球はマイナースポーツなので、集まるメンバーも個性が強い人が多く、まとめるのがもう大変。先生と部員との間でいざこざがあったり…と、メンバーから「辞めたい」とのいう相談を受けることが多く、説得したり、付き添って先生に頭を下げに行ったり、今思うと貴重な経験の連続でした。キャプテンをやることには抵抗はありませんでしたね。みんなでひとつのことをやるときには、できるだけ進んでリーダーシップをとろうとは考えているので、部活のときも自然な成り行きでキャプテンになったような気がします。高校を卒業してからは山形大学工学部の機械システム工学科に進学。山形大学は、古い歴史がある有名な大学で、国立の中では比較的入りやすいというところもあり、志望しました。学部については、ロボットなどが好きで、将来日本だけでなく、世界的に伸びて活躍できる分野だと思っていたので、その勉強ができて、設計に携わりたいと思って選びました。

「地元だから」選んだ会社。
入ってみたら天職だった。

就職活動をする中で、実はFA業界のことは知らず…。希望としては、地元の栃木で働きたいというのがまずあって、その次に、大学でロボットのプログラミングや作成を行っていたので、それを活かせる仕事をしたいなと思っていました。でも、栃木ではなかなか希望の職種の募集がなくて…。そんな中、オフィス エフエイ・コムに出会ったのです。プログラミングのスキルが活かせる会社ではあるものの、正直、はじめは「栃木だから」というだけで選んだようなかんじでした。そんなきっかけでしたが、初めての研修で、嬉しい誤算がまっていました。実はずっとやりたかった設計の仕事がこの会社にはあったんです。「奇跡だ! ラッキー!」と思って、ここに来たのは運命なんだ!という気持ちになりました。配属先を決める際にはさっそく機械設計に行きたいと希望を出したのを覚えています。

お客様からくるオーダーを
ゼロからロボットを使って解決へ。

仕事の醍醐味は、ゼロから作り上げるので、自分のさじ加減で良し悪しが決まるところ。責任重大ですが、何も無いところから作成していけるところが魅力です。「やりたいことだけ決まっている」という状態でオーダーをいただいて、そこからロボットだけでなく、工場全体の導線や設置についても考えていきます。お客様によってオーダーや、制作範囲はさまざま。単純に装置を作るだけのときもあれば、効率化したい、人員削減したい、生産性を上げたいという広い要望のときもあります。最近は「見せる生産」で製造工程が見えるようにというオーダーも増えてきました。このように、さまざまなオーダーに対して、ロボットをつかって解消していくことに醍醐味を感じますね。また、仕事をするうえで大事にしているのは、新規案件や難しい案件には、積極的に手を挙げ、チャレンジしていくこと。それが自分の成長に直結すると信じています。それに加え「図面を書くこと」は、エンジニアとして基本だと思っているので、1つ1つ丁寧に書くようにしています。図面は、誰かに伝えるためのものなので、伝える人によって相違が生まれないように、漏れがないように、見やすく、わかりやすく、を心がけています。今は課長になって、図面をチェックする立場になりましたが、メンバーにも図面の書き方についてはしっかり伝えています。

FA業界はこんなにおもしろい。
ぜひ知名度を上げたい。

自分も新卒のときはそうでしたが、理系の学生でもFA業界という世界があることさえ知らない人が多いですから、ぜひ業界の知名度を上げたいですね。すごくやりがいがあって、こんなにおもしろい仕事はないと思っているので、知名度が上がれば「やりたい」という人も増えると思います。うちの会社で言うと、すでに存在しているモノを構築するのではなく、ゼロからつくっていくので大変な面もありますが、新しい技術なども積極的に取り入れつくっていこうという姿勢があります。日本のFA業界、日本の製造業の最先端を走っている自負はあるので、これから入社される方にとっても、やりがいがある楽しい会社だと思います。クライアントのメーカーさんと打ち合わせをして、そのメーカーさんがやったことがないアプローチ、見たことがない装置を生み出そうという話をするのはワクワクしますよ。もちろん実現するのはラクではありませんけれども、それすら楽しんでいただきたいですね(笑)。

自分の性格をひと言で分析すると「ポジティブシンキング」。普段からあまりくよくよすることはありません。それにくわえて、中高の部活でメンタル面もタフに鍛えられたので、仕事をするなかで、上司やお客様に叱られても、あまりへこまずに済んでいます。MS1課の課長としてマネジメントをするうえで、高校の水球部でキャプテンとして部員をまとめていた経験はかなり活きていると思います。水球もFA業界も今はマイナーですが、マイナーな世界には、個性の強い人が集まるという良さがありますね。